いろんなお客さん
ちょっとは暖かくなったけど、
朝晩の冷え込みが例年よりきついような・・・
最近の出来事。
その1。
裏の風除室兼まき置き場には長靴が置いてあり、
畑などへ行くときはここから外に出ますが、

その長靴の中に、最近発泡スチロールの細かいクズや
枯れ葉が毎日入っていて、なんで?と思っていたら、
その真上のところに、野鳥が巣作りを始めていた!
屋根を支えている丸太と屋根の隙間、
確かに安全で、巣作りにはもってこい。
野鳥がどこから入ったのかがわからない。
しかし、安全ではなかった。
夫がヒナがいないのを確認して、巣を取り除き、
板を打ち付け、入れないように。

かわいそうだけど、巣には大量のダニが出るらしいので、
家に作られたものは撤去。
その2
畑仕事をしていたら、物置小屋の壁際に、白い花。

もちろん、植えたものではない。
花のつき方は桃っぽいけど、桃はピンクが多いようなので、
プラム系かな~?

考えられるのは、ちょっと離れたところに植えてある、
ソルダムを誰か(野生動物)食べて、ここに種を落とした?
ソルダムの花には似ている。
花が咲いたのは多分初めて。
種が落ちて、何年たったのかな~?
花が咲いたということは、今年、実がつくかも?
楽しみ~!
山田せんべい
ここ数日は随分テレビでも取り上げられて盛り上がっていますが、
なんとかその盛り上がりが続いて欲しいものです。
私は父の実家が宮古と釜石の間にある山田町だったので、
お盆時期には、よく、列車に乗って山田、釜石に行ったものでした。
そして、父の実家の近くに「山田せんべい」のお店があったので、
必ず行って、お土産に買ったものでした。
震災後は、もう食べられないのでは?という状況でしたが、
ほどなく盛岡でも買えるようになり、応援の気持ちからも、
見つけた時には即購入。
これは、娘が帰ってくる前、夫が宮古から買って来てくれたもの。
隣にあるギンビス。
我が家では、この組み合わせが定番。
ギンビスの袋にはよく、ギンビスの新しい食べ方が載っていて、
以前、娘と半ば冗談で、山田せんべいを巻いて食べたらいいんじゃない?
と、言いつつ最初、半分にさいたせんべいを巻いたら、
娘に、「もったいないよ~」と言われ、
娘は細くさいたせんべいをくるくる巻き...
山田せんべいは、微妙に伸びてくれるので、
けっこうフィット。
これが予想外に美味しい!!!
山田せんべいの甘さと、ギンビスの塩加減がみごとにマッチし、
さらに、ねっとり歯ごたえのある山田せんべいと
さっくりギンビスの食感が合うー!!!
おすすめは、なるべく新しい山田せんべいを使う事。
より、伸びやすく、フィットします。
ちなみに、山田せんべいを見た事の無い方へ。
材料は、米粉、砂糖、ゴマ、塩、醤油。
レコード状の薄いせんべいが、
昔はびっしり20枚ぐらい重なって入っていたけど、
今はこの袋で6枚入り。
この材料のお菓子って他にもありそうだけど、
こんな姿のこの食感の物は、これだけですよね
トースターで焼いても全く別物になっておいしいです。
三陸鉄道に乗って、山田せんべいを買いに行こう!
ヘルマンさんの息子 その3
そして日本を発つのもあと1週間を切りました。
ここのあと、京都、奈良、大阪、香川などに行くと言っていましたが、
果たしてどんな日々だったでしょう。
話は戻って、我が家に居た1週間の5日目。
ここを離れる日も近いので、あらためて、今後の日程の確認。
息子が、「ネットで買ったJRのチケットを前もって駅で交換したほうがいいと思う」
と言うので、じゃ、午後に行こうということに。
盛岡駅でチケットの交換。
海外からの限定チケット。
2週間、日本国内全線のJRの在来線と新幹線が「のぞみ」以外は全て乗れるというもの。(指定も取れて)
それでたったの3万円!!!
ちょっとー!安すぎませんか~!
とりあえず、「この日から使う」と指定して、ここから新大阪へ行く新幹線の座席も取り、一安心。
夜は私が毎週行っている空手に連れて行き、一緒に空手の練習。

10年ほど前に2年間テコンドーをやっていたらしく、
そのせいか、初めての割にはなかなかうまい。
帰りの車で、「連れてきてくれてありがとう」と言っていたので、楽しかったかな?
6日目。
この日は、夫が関わっている演劇の仕事が宮古であるというので、一緒に行くことに。
1週間後に公演がある、子供劇団の「銀河鉄道の夜」の仕込み。
息子、ウイーンではオペラ座の舞台袖で出演者の服の着せ替えのアルバイトをしているらしく、
裏方の仕事は慣れた風。
荷物運びと、少し、舞台の釣り物の手伝い。
木の棒で作った星をバトンにくくりつける作業。

いくつか星がぶら下がっています。

あとは、指示が難しいので、私とドライブ。
まず、田老に行き、震災遺構の見学。
そのそばで作られていた波消しブロックを見て、「これ、彫刻だね」

ほんと、下手な彫刻より美しい、しっかりとした造形物ですね。
浄土ヶ浜にも行き、わりと暖かい日だったので、
ゆっくりその場所の雰囲気を味わい・・・

地球を感じ?

そのあとは国道45号を山田町まで走り、
戻ってコンビニでお茶を買ったところで、夫から「終わったよ」メール。
「銀河鉄道の夜」の雰囲気がしっかり出来上がっていました。

家へ戻って最後の晩餐は彼の好物、「すき焼き」と食べたことがなかった「豚汁」。
超スピード、15分ぐらいで食卓に出したら、
「このスープ(豚汁)はいつ作ったの?」
「いつって?今だよ」
「えっ!そんなすぐにできるの???」
そして、またレシピをスマホに入力。
大好きなすき焼きは、ほぼなくなるまで食べ続け、豚汁も気に入ったようで、自分でおかわり。
最終日7日目。
また焼き物を作りたいと言うので、午前中、ゆっくり焼き物作り。
最初に来た日に作った茶碗と、お揃いをもう1個作り、

ミミズのような(?)箸置きも。

彼があちこち旅している間に急いで焼いて、東京の娘の家に送り、
彼がウイーンに帰る直前、娘が会ってそれを渡すという連携プレー。
直接ウイーンに送るとなると送料、3000円ぐらいかかってしまうので。
なんとかぎりぎり焼き、きのう娘に発送完了。
最後のお昼は、わんこそば。
「100杯食べて手形をもらう!」と張り切ってましたが、
それほど大食漢という感じではないので、どうかな~と思いましたが

それでも84杯。すごい!
貰えないと思っていた手形も、「外国からのお客様には手形を差し上げています」とのこと。
外国人のお客さん、増えているんですね。
隣のテーブルには、やはり外国から1人で来ていた男性。
積み上げられていたおわんを数えると、なんと130杯!
体格は、中肉中背。
「わーすごいですねー!」と英語で話しかけると、片言の日本語が返ってきたので、
「どちらからですか?」と聞くと、
「ドイツです。日本語、少し勉強しました」と、かなり緊張して一生懸命返答。
「こっちはオーストリアからですよ、私もドイツ語を少し勉強しています・・・」
そのうち息子もドイツ語で会話。
私 「あー、あなたがドイツ語話してるの、初めて聞いたよ~!英語しか話さなかったもんね」
息子 「そうだね・・・」
なんだかこの2人のドイツ語が心地よく耳に響き、しばらく聞いていたかったけど、
そろそろ時間。
このドイツ人は2ヶ月間日本を旅している最中。最後は沖縄へ行くとのこと。
息子も去ることだし、代わりにこのドイツ人を連れて帰ってドイツ語の勉強をしたい!
と、そんな衝動が湧き出てきたけど、
(でも、さすがにちょっと疲れが出てきたし、この1週間、さっぱり仕事してないし・・・)
衝動をぐっとこらえ、ドイツ語で「良い旅を!」と言ってお別れ。
盛岡駅へ移動し、改札前で息子とお別れ。
さっきと同じく、ドイツ語で「良い旅を!!!」
「もう、すでにすご~くいい旅になってるよ~!!!」と、相変わらずまた英語で返答。
それはよかったよかった。
来年はスキーを担いで来る!と言ってましたが果たして???
こうして、中身の濃かった1週間が終わりましたとさ。
どんとはれ。
ヘルマンさんの息子 その2
午前中、近所の工房、東北巧芸舎へ見学とお買物。
東北巧芸舎は、木工ろくろでお椀などを挽き、拭き漆で仕上げた作品を作っています。
去年から「とちの実」というカフェも併設し、ランチ、コーヒー、手作りケーキなどを楽しめるほか、
県内外の工芸品なども販売、様々なワークショップも開催しています。
ヘルマンさんも、ホームステイしていたとき何度か見学に行き、
そういえば、工房のご主人が着物まで着て、
お茶を点ててくれたことを思い出しました。
息子、お土産に箸を買っていきたいと言っていて、
何か所か見てはいたものの、決めかねていたようでしたが、
ここの箸を見て即決。2膳購入。
工房も見せてもらい、お茶で一服し、帰宅。
昼は一緒にカツ丼作り。
カツ丼は食べたことが無かったようで、説明したら、
「聞いいただけで美味しそうだ!」と、わくわく。
ウイーンには有名な「ウイナーシュニッツェル」という、主に牛肉を使ったカツレツがあるので、
イメージが湧きやすかったようで、作業も手馴れたもの。
初めは値下げされた出来合いのカツでつくろうと思って売り場でパックをカゴに入れようとすると、
う~ん・・・という顔をされたので、はいはい、わかりました、肉を買いますよ。
かくして、餃子同様、一から手作り。しかも、ロースが売ってなくて、ヒレカツ!
後でそのことを娘に電話で話すと、「え~ズル~い!そんなのたべたことない!!!」
「そんなことないよ、子供の頃は何度も作ったよ~!」
そうですね~、カツをちゃんと作ったのは、やはり10年ぶり以上かもね・・・

そうやって手をかければやはり美味しい。
大満足で一気に平らげていました。
丸1ヶ月日本にいる間、いろんなものを見て食べて、だから、
ここにいるときは、あんまりあちこち行くのではなく、
読書をしたり、近くを見たりしたいというので、
この日は夕方まではのんびり。
そして夜は、近所でこれまたヘルマンさんをよく車でいろんなところへ連れて行ったりしてくれていた友人が、
そば打ち道具を持って来てくれて、みんなでそば打ち体験。
息子もそばはウイーンでもよく食べるけど、さすがに打つのは初めてとのこと。
これまたとても筋がよく、どの工程もうまい。



美味しい蕎麦があっという間に出来て、またまた食べっぷりよく、一気に平らげ・・・。

そのあとは、ヘルマンさんがいた頃の話などをしたり、
私たちがウイーンに行ったときの写真も引っ張り出して、
そこに中学生だった彼も数枚写っていて、恥ずかしさに「Oh No!」と、顔を隠したり、
大盛り上がり。
楽しく充実した1日がまた過ぎて行きました。
ヘルマンさんの息子
「2月あたまに、息子が日本に行くんだけど、数日泊めてもらえないかな?」とメールが来て、
もちろんどうぞ!と返信。
そして、先週東京に着き、1週間を過ごした後、おととい我が家に到着。
東京では、娘も2日程食事をしたり、一緒に歌舞伎を見たりして過ごし、
娘から事前情報を聞きつつのお迎え。
以前、彼に会ったのは、私たち家族がウイーンに行った今から9年前。
そのときは中学生だったので大学を卒業した頃かな?と思ったら、
高校を卒業したあと、少し働いたので、今、大学二年生。
アートの学校で、なんと彫刻を学んでいると。
お父さんであるヘルマンさんも大の日本好きですが、息子も負けず劣らず日本好き。
しょっちゅう日本食を友達と料理して食べているそうで、
日本で食べた料理をすべて写真に撮り、レシピをスマホにメモ。
おとといの午前中は毎週来ているアメリカ人夫妻の陶芸教室だったので、
早速、一緒に陶芸体験。

彼はドイツ語、英語オンリーなので、難しいところは、夫妻が通訳してくれて大助かり。
陶芸は初めてとのことでしたが、さすが手先は器用、難なくお茶碗を作りました。
昨日は夫が盛岡市内に用事があったので、一緒に出て行き、じゃじゃ麺体験。
夜は、「餃子を作ろうか?」というと、とても喜び、
「皮から作ろう!」と言うので、「え・・・」とやや、渋ると、
「どのぐらいの頻度で作ったことある?」 「う~ん、10年に一回かな~」 「じゃ、今日が、その10年に一回だ!」

かくして、皮から手作りのおいしい餃子ができ、一同大満足。
そして今日はスキー。
スキーが日本での一番の楽しみだったようで、既にスキーに興味を失った夫は留守番。
私が、数えたらなんと17年ぶりにスキー参戦。
リフト4時間券を買い、私はそのうち二時間半休憩。

彼は15分ほどの休憩を挟んで、滑りっぱなし。
スキーの国ですもんね~、オーストリアは。

眺めはいいな~と思うけど、予想通り寒すぎるのが辛い。
それでもなんとか私も怪我なく滑り終え、帰りに温泉に入り、凍えた体も復活!
夜はダイソーに行き、「買いたいものがありすぎる~!!!」と、言いつつ、
それでもまだまだ旅が続くので控えめにして。
その後、焼き鳥屋も初体験。
帰りに寄った生協では、ブルボンプチシリーズの「チョコチップクッキー抹茶味」を嬉しそうに握り締め、
「日本のお菓子はパッケージがどれも綺麗で、最後に友達にたくさん買っていくんだ!」、と。
たった3日のことが、もう、一週間ぐらいのような気がします。
我が家に居るのはあと4日。
どんなエキサイティングな日々になるでしょうか。