2014.07.22

陶芸が、機能回復に?

高齢者施設の陶芸教室で、皆さん、少しずつ上達してきているということを前に書きましたが、
今日、ちょっと驚いたことがありました。

その、施設での教室を聞きつけて、見学にいらした方が前にありました。
その方は、認知症のお母様を介護していて、何かで「陶芸が機能回復になる」、と聞き、
やらせてくれるところを探していたとのこと。
ただ、施設の様子をみて、皆さん慣れた感じがして、一緒にはできないと思い、
施設ではなく、工房に来ることになりました。

初めていらしたときは、山奥だし、なんだかよくわからないところに連れてこられた、
という感じで、「帰ろう」の連発でした。

焦らず、この場所に慣れてもらうところから、と、
少しおしゃべりをしたり、お茶を飲んだりしつつ、
一応、少しずつ粘土にも触ってもらいます。
連れてくる娘さんにも一緒に作ってもらい、今日で4回目した。

きょうは、前に作ったものが焼け、それを渡すと、
とてもニコニコして、「ありがとうございました」と、嬉しそうでした。

「きょうはご飯茶碗を作ろうね」と、車中で話してきたとのことで、
私が少し、ご飯茶碗のように作り、それを指でつまみ、薄くしていくように声がけ。

前回は、右手だけで5回ぐらい、指でつまんだでしょうか、
「これでいいです」と、すぐにやめましたが、
今日は、自分で左手も添え、回しながら、ぐるりとつまんで薄くするのを今までとは違う調子で続けました。

DSC04931 (400x300)

もちろん、一人で全て、というわけにはいきませんが、
今日の様子には娘さんも驚き、また、来週の予約をしてお帰りになりました。

これで、認知症の改善になるのか、と言われれば、
もちろん、手を複雑に動かすし、作ったものが使える喜びも大きいので、
きっと、何かしら好影響を与えるだろうとは思いますが、
それがどのぐらいのものか、私にはまだわかりません。

でも、娘さんも楽しみにここに来て、その嬉しそうな様子を見れば、
それがお母様にとっても嬉しいことで、
そんな明るい気持ちが、認知症の改善になるのでは?
とも、思ったりします。


そしてそのいつもの施設では、きのうは前に作った風鈴が焼きあがったので、
ひもを通して、短冊をつけました。

DSC04927 (400x300)

どれも、なかなかいい音で、皆さん嬉しそうに、自分の音を聞いていました。
いつもはおしゃべりもせず集中して作業ですが、
ほんとにいい音で、何度も鳴らしては、お互い褒め合ったり・・・。
音の出るものは、リアクションが違いますね~。

無地の短冊を持っていったので、「あとで、絵でも描いてくださいね」と言うと、
一人の方は、「私、短歌書こうかな」、と言い、
筆ペンを借り、スラスラ・・・。

DSC04926 (300x400)

さすがです!

風鈴、暑い時期に間に合って良かった!




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